いつでもそこに君はいた

ash

2016年11月09日 16:00


我が家のキャンプには常に彼がいました


BBQも、焚き火も、燻製も


一手に引き受けてくれた彼


…これは


「我が家」と「彼」の物語




※注 駄文ここに極まる。読んだら時間をムダにします(笑)











君が我が家にやってきたのは2015年の秋


見事なまでにテッカテカだった





いきなり屋内で燻製を任され


そのゲロマズっぷりで家族を魅了してくれました


…火がね、消えちゃうんです


どれだけ頑張っても燻煙材が消えちゃう


この「悩みのタネ」は相当数ネット上で散見されました


出来上がった豚バラとシイタケは


この世の終わりみたいなオーバースペック・テイストでした



…それでも我が家のグリルはこれ一つ、彼ひとり


丸み帯びまくりのフォルムは娘からも愛され


通称「ドラえもんグリル」と二つ名を頂戴するに至ります


そして、「燻製が苦手だっただけ」と判を受け


いよいよ初キャンプに連れて行かれます





このSONZAI感!


ブランドキング・スノーピークの背後にいながら


誰もが気になる緑の半球体


写真を見せると必ず


「この緑の、ナニ?(゚∀゚)」
「この丸いのナニ?(゚∀゚)」



そして愛嬌あるフォルムと対照的な、絶望的積載質量( ̄∀ ̄;)







そんな存在感も振り切られ、駆り出された初キャンプ


初心者丸出しの準備不足で寒すぎた道志の夜を




焚き火と炭火ストーブで暖めてくれました




そう


こんなにアイテムが少ない時からの


最古参なんだよね君は





焼き鳥とか


ステーキとか


色んなBBQをさせてくれた




娘のおぼつかない「火の扱い」に付き合ってくれたのも


出会って間もない「君」でした


キャンプ


焚き火


タープ下を暖めてくれた炭火ストーブ


BBQ


娘の火遊び相手


色々な「初めて」を我が家にくれました




…我が家に慣れ始めたある日


「残念な頭」の御主人が気紛れを起こしたね



パーツを外され


まな板に乗せられ


真っ黒な服を着せられた君は








ダークサイドに堕ちた






この後ろ姿で語ってくれていたのかな


「僕はこのままでいい」って


…まぁ、知ったこっちゃないけどね





でも好評だったよ?


みんなが「カッコいい」って言ってくれた





その後も君はしっかり働いてくれた


品行方正を失いながらながらも、みんなを暖めてくれた




しっかしまぁ、、、



君はホントに「いつでもそこにいた」ね


着替えてもソコにいるってモロバレだよ




そして、その日はやってきた


突然だったよね




「父ちゃん!…ドラグリが。。。」




。。。ド‼‼



ド ラ グ リ ィ イ ィ イ ! (゚Д゚#)



な、なんだ?



君なりの反抗心の現れなのか!?


ある日「バリカンで丸坊主にされるのを嫌がり出す男の子」の様に


ある日「母親が買ってきた洋服を着たがらなくなる女の子」の様に


それはわかったよ、気持ちはわかった、、、でもだからって!



下半身だけ脱ぐこと無いだろ!


それ反抗じゃなくて犯行だよ!


親を困らせたいなら効果テキメン!


キャンプ場で公然猥褻物陳列罪だよ‼‼(・∀・)バカヤロッ





ん~。


そろそろ子離れしなきゃいけないのかな~


てかむしろ親離れして欲しい



紅葉とか


キレイな河とか


一緒に色んなトコロに行ったね~


ドタバタだったキャンプ1年生の我が家に


コロコロ転がる様についてきてくれたニクいヤツ


キャンプ中は家族よりも


君と向かい合ってる時間の方が長かった気がする


文字通りの「ドラ息子」




もう君は自由だよ


1年間、初心者の面倒を見てくれて感謝してるよ


これからは自分の為に脱げバ…生きたらいい


、、、大丈夫だよ。君には






後継者がいるから!







最後になるけど、感謝の印


君を愛して病まなかった娘から、ご褒美




「七五三みたいに持ってやんな」






さんきゅードラグリ!(´;ω;`)ドバッ





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